BLUE FLAG

2024年 環境教育実施報告


ブルーフラッグの目的はSDGsの理念と一致しており、「持続可能なまちづくり」を実現することにつながります。その一環で「環境教育」にも積極的に取り組み、様々なプログラムを実施しています。

 

photo:興津小学校での学びのようす

第1回

クサフグの産卵観察会


実施日:2024年6月24日


活動の目標:興津海岸での貴重な自然現象の観察を通じ環境を守る大切さを認識してもらう。


対象となるグループ:一般市民


内容:新月・満月から推定したピンポイントの時間帯に、興津海岸にせり出した堤防へ産卵にくるクサフグを観察する。


実施報告:参加者100名。市民を対象に市長自ら講師を務め、地元小学生を中心とする親子と貴重な自然現象を観察し、興津海岸の自然を守ることの大切さを感じてもらうことが出来ました。昨年からの改善で事前告知を強化し参加者増となりました。


第2回

勝浦の海を守るために~海の環境問題を楽しく学ぼう~


実施日:2024年7月5日


活動の目標:自分たちの生まれ育った海で何が起きているか自分事として考えてもらう。


対象となるグループ:興津小学校生徒とその保護者・地域住民


内容:(座学)・海の環境問題クイズ・ブルーフラッグとは?(海岸)・ビーチクリーン・マイクロプラスチック採取・海ゴミをなくすためのグループワーク。


活動報告:参加者約70名。興津小学校全学年生徒に親御さん、地元住民の自由参加の形で海の環境教育授業を開催しました。日本ブルーフラッグ協会代表片山清宏氏による環境問題クイズ、マイクロプラスチックの採取、グループワーク形式での「どうしたら海のゴミをなくせるか」等の内容を通じて自分たちの海や砂浜への想いを新たにするきっかけとなりました。


第3回

SDGs 海の豊かさを守ろう 海の環境教育の実施例~興津海水浴場の「BLUE FLAG」認証取得への挑戦~


実施日:2024年8月1日


活動の目標:いま海に何が起きているのかを理解してもらい、海への関わり方を学ぶ。


対象となるグループ:勝浦中学校生徒・教諭


内容:ブルーフラッグに関する詳細説明、なぜブルーフラッグを広めていくのか、自身の20年以上に渡る海ゴミとの関わりから、いま海の環境が直面している課題について、掘り下げた説明を行う。


活動報告:参加者80名。勝浦中学校1年生を対象に、日本ブルーフラッグ協会代表片山宏氏に講演頂きました。いま海の環境が直面している課題についてクイズを交えたグループワークを開催。海に何が起きているのか、なぜBLUE FLAG を広めていくのか、今後の環境とのかかわり方を学ぶ有意義な機会となりました。


第4回

海辺の安全~自分のためのライフセービング教室~ ①


実施日:2024年8月1日


活動目標:海で自分と他の人を安全に守る知識と技術を学ぶ。


対象となるグループ:勝浦中学校生徒


内容:セルフレスキューの体験を通じ、海辺での事故防止と自己保全について学ぶ。


活動報告:参加者約80名。勝浦ライフセービングクラブにより、勝浦中学校1年生を対象に行いました。セルフレスキューの体験を通じ、海辺での事故防止と自己保全について学ぶ機会とし海での安心・安全についての認識を深めてもらうことが出来ました。教室に先立ち、浜辺の大量の海藻を協力して清掃を行い、「自分たちで地元を守る」という学校方針も体現しました。


第5回

海辺の安全~自分のためのライフセービング教室~ ②


実施日:2024年8月3日


活動の目標:海の安全に遊ぶために気をつける知識を得てもらう。


対象となるグループ:一般市民・海水浴場来訪のお子様と親子


内容:自分の命を守る方法、海で安全に楽しく過ごす方法を学び、体験し、ビーチクリーンを実施。


活動報告:参加者20名。勝浦ライフセービングにより、地元小学生低学年を対象に、自分の命を守る、海で安全に楽しく過ごす方法を学び、体験。砂浜に交じっている小さなゴミ、日ごろから綺麗にする事の大切さを学んでもらうことが出来ました。更に告知の強化をする事で参加者増を図り、親子での関心を集めるよう改善していきたいと思います。


第6回

興津区「宝探し・灯篭流し・花火」イベント時でのBLUE FLAG宣言!


実施日:2024年8月14日


活動の目標:海岸利用者、地域住民に対し、海岸の環境問題に対する主体的な関わりを促す。


対象となるグループ:海岸利用者・地域住民


内容:「綺麗で安全、誰もが楽しめるビーチ」環境の整った興津海岸の素晴らしさ、その根拠としてのブルーフラッグ取得、環境を守る大切さについて海岸利用者、住民へ認識してもらう。


活動報告:参加者約700名。お盆に開催の興津区「宝探し・灯篭流し・花火」の冒頭、砂浜にて約700名の参加者を前に、勝浦市長、興津観光協会長、それぞれからブルーフラッグ更新の報告、意義、これからの興津海水浴場について「安心・安全・誰もが楽しめるビーチ」として継続した取り組みを行っていく宣言を、ブルーフラッグ旗の元で行いました。その後も海岸の参加者の向けて何度もブルーフラッグ取得についての放送を流し、地元住民を中心とする市民に向けて、啓発活動としての取り組みとする事が出来ました。


第7回

JRと勝浦市の共同企画「駅からハイキング」を通じた認証取得PR展開


実施日:2024年7月13日~7月15日


活動の目標:駅からハイキング参加者への認証取得と持続可能な興津海水浴場の取り組みをPR


対象となるグループ:駅からハイキング参加者


内容:「綺麗で安全、誰もが楽しめるビーチ」環境の整った興津海岸の素晴らしさ、その根拠としてのブルーフラッグ取得、環境を守る大切さについて海駅からハイキング参加者へ認識してもらう。


活動報告:参加者約120名。JR東日本との連携により、駅を出発点とするハイキング企画「駅からハイキング」に新コースを設定。興津駅前受付にBF旗を立て、コースに興津海水浴場を組み込み、監視所ではパンフレット提示での飲み物サービスを行いました。本企画は、JR側にて渋谷等大型駅での連貼り(複数枚を連続して貼り出す事)によるPRも実施。持続可能な興津海水浴場の取り組みをPRし、ビーチ及びブルーフラッグの認知度向上、来訪者増による経済活動との両立に向けた展開の一環とすることができました。